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平成25年度第4回定例会が開催されました


 

《平成25年度(2013年度)第4回定例会》

■日  時:

平成26年2月20日(木)

■出席者: 出席者総数16名(C・P・O会員13名出席)
■内  容:

講演会


題目「価値創造の企業経営−老舗企業の百年経営から学ぶ−」
講師 小樽商科大学 准教授 加藤 敬太 氏


【講演会概要】

◎経営学とは何か
1)経済学と経営学の違い
経済学:マクロな観点から見る学問であり宇宙から日本を眺めるような学問。
経営学:会社自体がどのような経営活動を行っているか調査し、理論を導き出す学問。
2)経営学はお金儲けの学問なのか
企業が生きる目的:お金儲けが第1の目的ではない。社会的な価値の実現である。
⇒地域・国において企業が活動することが社会の役に立つことである。
企業経営で利益を第一の目的と考えた瞬間に企業経営は終了する。きちんとした経営を行っていると結果として利益はついてくる。
3)経営学の考え方と実践の関係
経営学は、経済学でも、お金儲けの学問でも、魔法でもない。
経営者の方々にとっては、経営学を学び何らかの洞察が得られ、実践に生かし、成長させる何らかの発想を身に着ける学問である。
どんな企業経営であっても、常に新しい価値づくりをしていかなければならない
◎老舗企業について
1)八丁味噌メーカーのケース
八丁味噌は、愛知県岡崎市の岡崎城から旧東海道沿いに西へ八丁(870m)行った旧八丁村で、「まるや」、「カクキュー」という日本で一番古い味噌メーカー2社が、江戸時代初期の頃から300年造り続けている。
  2社は強烈なライバル関係にあった。
  両者の存続のさせ方の違い
    まるや:創業一族支配ではなく、地元の豪商加藤家に支えられて存続。
カクキュー:創業者一族支配(早川家)で存続。戦後は積極的に全国展開を行う。
  八丁味噌を地域ブランドの登録を目指す勉強会を発足したが、特許庁は、八丁味噌は一般名称であるとの理由で地域ブランドと認めず。
  このことで、2社は八丁味噌を盛り立てるための結束を固め、良好な関係となり共同で毎年イベントを開催することとなる。
  どのように300年続いたのか
(1)江戸時代は旧東海道を歩く人や、船で江戸に向かう金持ちにお土産として販売。
(2)明治維新を越え戦前は、江戸で高級品として販売。
(3)戦後、最近では、健康食品として伝統の味という価値を付けながら販売。
  商品としては、全く同じ物を一切手を加えずに、その商品の価値を変化させていくことにより300年間売ることが可能である。
2)ファミリー企業のケース(清洲桜酒造)
1853年創業の愛知県清須市のお酒メーカーで、「鬼ころし」は安くて美味しいお酒の代名詞となる。また、紙パック酒の代名詞として位置づけたパイオニア的企業。
  清洲桜は、同族経営で極めて零細な酒蔵であったため、大手・中堅メーカーに桶売りをしながら経営。9代目社長就任時、経営戦略の転換を行う。
桶売りはのれんを切り売りする事、桶売りは他力本願であることから、桶売りをやめると決断。自主販売路線に転換し20年かけて2500石の規模まで成長する。
  昭和39年以降、公定・基準価格は解除されていたにも関わらず末端小売価格は、業界の商慣行により公定・基準価格が守られていた。そこに目を付け、一升瓶と同じ容量の紙パック酒を「清洲城信長 鬼ころし」というブランド名を付け、関西で一級酒の半額程度の1,000円で販売。発売と同時に爆発的な売り上げを記録。一気に準大手の企業に成長。愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の4県でトップメーカーとなる。
  清洲桜酒造から得られるヒント
    (1)企業経営の大切なことは、まず行動を起こすことである。牛乳も紙パックであり、お酒も紙パックになるという大枠のコンセプトを決め行動を起し学習することが大切。また、企業が戦略を立てる時には若干の背伸びが必用であり、背伸びをしないと企業は成長しない。
(2)企業経営時の環境の変化のとらえ方であり、企業経営の内から見た外であるという事。清州桜が、日本酒業界に対して紙パック酒は、安くて美味しいお酒であるという環境を作り出したことにある。
◎本日のまとめ
  やはり、人が一番重要であるという事。人が、価値のある情報を生み出して行くという事である。価値のある情報とは、ブランドや信用、企業のノウハウなどで、それを生み出していく主体は人である。人は、単なる労働力ではなく、価値を発信する主体である。
  企業経営を行う時に大切なのは、ビジョン・理念を明確に打ち出せるリーダーが必要であること。
  価値創造に基づいて企業の内外の必要な人々をいかに自らの利害関係者にしていくかというところが企業経営の大きなポイントである。


平成25年度第4回例会が開催されました





 

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