題目 保険制度のかたちの変化と今後の在り方について
講師 明治安田生命保険相互会社 七戸 八重子 氏
【講演会概要】
◎保険の変化について
生命保険も時代と共に成長しています。私たちは今の時代のライフスタイルに合わせた、ライフサイクル表を提案しています。結果、4割の方が保険の見直しを行っています。
医療環境の変化により最近は、手術を伴わない入院が増加しています。H8からH23の間で入院日数は2週間短縮しています。更に、自己負担額は1日平均16,000円と増加傾向にあります。これは、心臓病の例で見ると、開胸手術は高額な給付金が支給されるが、カテーテル手術では開胸手術より低い給付金となり負担が増えるためです。
また、最近は、ガンも最先端の重粒子線治療により部分的に治療ができる時代です。しかし、最先端治療は手術対応とならず、すべて自己負担となるため「先進医療」という別の保険となります。
当社では、自己負担額の増加により公的医療保険制度の給付対象となる入院中の治療費について、90万円まで支払う特約を販売し好評を得ています。
◎生前贈与について
平成27年1月1日より相続税と贈与税が改正されます。定額控除は現在の5,000万円から3,000万円までの控除に、法定相続人比例控除については法定相続人×1,000万円が法定相続人×600万円の控除にそれぞれ変更となります。
当社では、税改正前に、相続時に税金が軽減される生前贈与を勧めています。法定相続人以外に贈与したい場合などに、生命保険で受取人を決めることで、指定した人に前もって贈与できるものです。贈与は証拠を残すことが重要で、贈与の都度、当事者が署名・押印した贈与契約書を作成することが肝心です。
題目 SNSとICTの活用について
講師 株式会社 K2 代表取締役 中山 仁史 氏
【講演会概要】
◎時代に合わせた最適化について
IT業界は、最適化が1つのテーマになっています。時代の流れが早く、ポケベル→フィーチャーフォン→スマートフォンというように数年単位で変化しています。(今は、中学生でもスマートフォンでFacebookをする時代)このことから、時代に合わせたビジネスをやっていかなければなりません。
SNSを使い集客やマーケティングに活用する企業が増えています。Facebookでクーポンを配信し、クーポンの取得者が実際にお店に来店し商品を購入する仕組みを支援しています。Facebookの情報から広告を出す属性を絞り込むことができるため、キャンペーンの費用は500円からでき、圧倒的な費用対効果が見込めるというものです。
◎装置・端末の最適化について
新しいデバイス、端末の登場が早く、HP、Facebookのページはスマートフォン、タブレットなど、どの端末でアクセスされてもきちんと見えて、操作できることが重要です。
次世代の製品としてグーグルが開発した、グラス(メガネ)にスマートフォンの機能を埋め込んだものが登場しています。音声を認識しフリーハンドで電話を掛けたりできるものが製品化されています。今後、次世代の機種にも対応できるように最適化をしていかなければなりません。
◎商店街ICT利活用について
小樽市内の4つの商店街にデジタルサイネージが設置されています。今後モーションキャプチャーという装置を使い、人が画面の前に立つと認識し、非接触で端末を操作可能にしたいと思います。内臓のマイクで音声も認識し情報を提供する技術も開発中です。
再来年度までには、実装したいと思います。
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